一昨年、去年とどうもうまくいかなかったキュウリ。最初の数本を収穫したあたりから枯れてしまいました。今年こそたくさん収穫したい!と意気込んで始めましたが、結果的にはうまくいきました。
苗植えの時点ではいつも通り
キュウリをはじめ夏野菜は基本的に苗を植えます。キュウリはたっぷり水が欲しいのでよく湿らせてから植えました。5月8日のことです。
風対策で網状の寒冷紗を掛けておきます。ぽきっと折れればそこでおしまいですからね。寒冷紗が吹っ飛ぶほどの強風が吹かないことを祈りつつ。
もやしっ子の苦難
1週間たって5月15日。支柱を立てる日ですが、キュウリの下の方の葉が黄色く焼けてしまっています。これは去年と同じ流れ・・・。今年もダメなのだろうか・・・。
聞けばこの現象はある程度は仕方がないのだとか。種から苗を育てるのはハウスの中だそうで、日差しもある程度抑えられた環境で育っています。
それが急に外に出されて強い日光にさらされた結果、葉が対応しきれずに焼けてしまうのだとか。慣れない環境では体調を崩してしまうのは人間もキュウリも同じのようです。
すくすく育ってキュウリが顔を出した
さらに1週間経って5月24日。こちらの心配もよそに、あれからすくすくと伸びているキュウリ。そして赤ちゃんキュウリを発見しました。
焼けた葉は仕方がないですが、新しい葉っぱは青々と元気です。ツルもだいぶ伸びてあちらこちらに行き始めましたので、しっかりと支柱に誘導してあげます。
去年も一昨年も最初は大丈夫だったんですよね。最初の数本は収穫できたんです。だからまだまだ安心できません。
第1号の収穫
6月1日にキュウリ第1号の収穫。キュウリは当然下の方からできていきますので、最初のうちは早めに収穫します。地面に着いてしまいますからね。
全部で4株植えたキュウリですが、どれも収穫できました。不必要な葉を切り落とし風通しを良くすることも忘れないようにします。空気がよどむとうどん粉病などにかかりやすくなります。
それとこまめな水やりも心がけます。ここからが勝負!
こっちにもキュウリ!あっちにもキュウリ!
6月半ばにはこんな状態に。どこを見てもキュウリだらけです。これは大成功と言っていいのではないでしょうか。1日~2日で収穫ができるペースとなりました。
追肥も2週間おきに行い、こまめに水やりをしていたおかげで比較的綺麗な形のキュウリが多いですね。水や肥料が足りないと丸まってしまったり、太さがいびつになったりするので、適正な世話ができていることがわかりました。
食べても食べてもまだあるよ!
家族全員キュウリが大好きなので、たくさんあっても困りません。1人1本出せばボリボリ食べちゃいます。ニンニクみそを付けると絶品です。
今年は梅雨がしっかり仕事をしすぎているため、市場では出荷量が減って高騰しているのだとか。我が家では畑から毎日のように獲れるのでキュウリの値段も知らないで過ごしていました。
成長速度が遅くなかなか出荷できないようですが、素人の私たちのとって逆にちょうどよかったのかもしれません。これでも結構なお化けキュウリになってしまったのですが、正常な成長具合だったら収穫が間に合わなかったでしょうから。
長い長い梅雨と共に
今年は梅雨が長く東京ではここ1か月ほど太陽を見ていません。ようやく明けそうですが、キュウリもそろそろ終わりになりそうです。
自分の背丈くらいまで伸びたところで摘心をしました。要はツルの先端を切ってしまったんですね。当然それ以上は成長していきません。
伸ばせば伸ばすほどキュウリはできますが、栄養が足りません。そのためある程度のところで成長を止め、キュウリに栄養が行き渡るようにしておくのです。
すでに上の方のキュウリも収穫しましたので、今年のキュウリはそろそろ終わりとなります。たくさん収穫できて本当によかった。ありがとうキュウリ!来年もたくさん採れるといいなー。