収穫第一号を頬張る180408

タマ
サニーレタスは下から葉を採っていくと上に伸びていくんですよー。
カエル
ではお前も下から食っていけばいいのか??
タマ
私は伸びませんから!!
スポンサーリンク
レクタングル大



2回目の講習は強風の中

日曜日、2018年度2回目の講習に行ってきました。晴れてはいたのですが、少し強い風が吹く中の作業です。

今回は里芋の植え付けとトウモロコシ、大根の種まきです。畝は1週間前に作ってあるので準備はできています。10時に始まる講習を受けてきました。

講習では園主から農家に関するお話を聞きました。広大な農地を持つ農家は、その土地の広さ通りには裕福であるわけではないということ。相続税に9桁、場合によっては10桁のお金が必要になること。自らが持つ土地を受け継ぐだけでこんなにも負担を強いられるというのは、聞いていてどうにも納得できませんでした。

結局その多額の相続税の支払いのために、農地を売地として出さねばならず・・・。こうなれば畑は減る一方です。食は生き物に絶対必要なもの。私たちの食の一端を担ってくれている農家の方々から、これほどまでに搾取するというのはどういうことなのだろうか。仮に全国の農家が相続税を支払えずに農地を放棄したとしたら、国はどうやって国民の食を賄うつもりなのか・・・。そんなことを思いながら聞いていました。

そういった大問題への対策の一つとして、農家の方々が知恵を絞ってたどり着いたのがこの体験農園です。契約している私からすれば、自分たちで野菜を育てて、その育てた野菜をおいしくいただけるという”趣味の一つ”としての意味合いが強いのですが、農家からすれば生き残るかどうかという決死の試み。そんなことを噛みしめながら畑に向かいました。

葉物は出揃い、ジャガイモも芽を出した

苗から育てているレタスはすっかり大きくなった

作業の前に畑の様子を確認。レタスとキャベツはすくすくと大きくなっていました。サニーレタスに関してはそろそろ下の葉から収穫してもよさそうです。収穫第1号はラディッシュではなくサニーレタスになりますね。

ホウレンソウにも本葉が

芽が出るのが他より遅かったホウレンソウも順調に育ち、本葉が顔を出していました。この本葉が大きくなって可食部となるわけですね。

葉物野菜が出揃いました

ホウレンソウが1か所だけ出ませんでしたが、そのほかはすべて芽が出ました。とても順調ですね。それぞれ1か所につき2粒ずつ種を蒔き、大体が両方とも発芽しました。園主によれば、このまま間引くことなくすべて育てて大丈夫とのこと。たくさん収穫できそうです。

小さな虫食いはどうすれば

小松菜やチンゲン菜はよく見ると小さい虫食いにあっていますね。毎度のことですが、結局これが今後も続いて、収穫することには結構な穴になっているんですよね。そのため寒冷紗をかけておきたかったのですが・・・。

キャベツにつく青虫みたいに、見てすぐわかる虫がついていればいいのですが、いまだに誰が食っているのかわからず・・・。アブラムシとかそういうたぐいなのかもしれません。テントウムシがいればそれらを食べてくれるのですが、こればっかりはどうにもなりませんね。

早くもジャガイモが芽をだした

寒冷紗に囲まれたキャベツの隣はジャガイモです。早くも葉が見えていますね。これからどんどん葉が茂っていき小さなジャングルのようになります。そして可愛らしい白い花を咲かせます。今年はどのくらい収穫できるのか、これもまた楽しみです。

里芋は深く掘って埋めておく

里芋はもう一度深く耕してから整えます

今日の作業です。まずは里芋から取り掛かることに。1週間前に耕して畝を作っていましたが、念のためもう一度深く耕しておくことにしました。里芋は地中深くでゆっくりと育っていきますので、なるべく深いところまでよく耕しておきます。

里芋は4つだけなので穴無しマルチに自分で穴を開けます

そのあと穴の開いていないマルチを掛けます。里芋は1畝に対して4つだけ。そのため専用の器具で4つ穴を開けるんですね。

種芋は芽が出ている方を上に向けて

これが里芋の種芋です。種芋の上に10㎝は土がかぶるほどにしなければいけません。種芋自体も大きいので、20㎝近く掘ってから埋めていきます。埋めるときは芽が出ている方を上向きにします。そのあとしっかりと土をかぶせて圧着しておきます。

うまくやれば1株で10㎏も取れるということですが、なかなか素人には難しいところです。ちなみに昨年のうちの収穫量は1畝(=4株)で7.5㎏でした。なので今年は1畝で10㎏を目指したいと思います。

里芋はとにもかくにも水やりが重要とのこと。これから秋の収穫祭過ぎまでずっと育っていきます。夏場の水やりをしっかりやって目標達成を目指すことにします。

植える深さは種の3倍

トウモロコシを植える準備も完了

続いて大根とトウモロコシの種まきです。大根は1回目の講習のときにやったレタスの畝の半分を使うので、種を蒔くだけ。トウモロコシの方も穴の開いたマルチを掛けて準備OKです。

基本的には野菜の種を植えるのに必要な深さは種の3倍。トウモロコシの種は5㎜くらいなので、15㎜の穴を開けて植えていきます。大根は種がものすごく小さいので穴の深さもごく浅め。

浅すぎると風や雨で流れ出ていってしまうし、深すぎると種が眠ったまま芽が出ない。なかなか難しいところです。種を植えたら土をかぶせて軽く手でたたいておきます。

種は周りに接している土から水分を吸収しますが、種と土が密接になっていないと水分がなかなか吸収できません。ぎゅうぎゅう押し込んでしまうと土が固くなりすぎてしまいますが、ある程度の圧着は必要なようです。ちゃんと種の周りに土がくっつくようにポンポンと叩いておきます。

鳥対策に寒冷紗を掛けておく

トウモロコシは主にカラスなどの鳥対策に寒冷紗を掛けておきます。カラスはトウモロコシの種まきを知っているようで、この日も空で旋回していました。トウモロコシの種はほかならぬトウモロコシそのもの。土から掘り起こして食べてしまわないようにガードが必要です。

今年度初の収穫をおいしくいただく

下の葉からむしっていく

さて、サニーレタスは苗からだったので、もう下の方は収穫できるほど育ちました。スーパーなどで売られているサニーレタスは1株まるまるなので、収穫もそうするものだと思っていたのですが、サニーレタスは下から葉をむしって収穫していきます。

葉がむしられると、サニーレタスは逃げるように上へ上へ伸びていきます。最終的にはてっぺんで花を咲かせて子孫を残します。それまではずっと収穫し続けられるので、かなり長いこと楽しめるのが特徴です。70~80㎝くらいの背丈になるくらいまでずっと葉をつけていきますから、追うように収穫していけばいいわけです。ピーク時は食べるのが追い付かなくなるほどなので、今後はサラダに困らなくなりそうです。

採れたて新鮮なサニーレタス

今日はとりあえず大きくなった下の葉を14枚収穫しました。よく洗って食べやすい大きさにちぎります。レタスはほかの野菜よりも金属アレルギーが強いので、なるべく刃物を用いないようにします。収穫するときも手でむしれますしね。

収穫第一号を頬張る

ドレッシングを付けて今年度収穫第一号をぱくっ!苦みもほとんどなく柔らかくておいしかったです。様子を見ながら随時収穫していこうと思います。今年も野菜のある毎日を!

スポンサーリンク
レクタングル大



フォローする

スポンサーリンク
レクタングル大