トウモロコシと枝豆を茹でる170702

カエル
何でお湯を沸かしてから収穫に行くんだ??
タマ
トウモロコシは収穫した瞬間からどんどん甘みが減ってしまうので、なるべく早く茹で上げたほうがおいしいんですよ。
カエル
んじゃ、トウモロコシが生えている隣で湯を沸かして、そのまま突っ込んだら最高だな。
タマ
極端だなー・・・。

トウモロコシや枝豆は塩ゆでが一番シンプルでおいしいですね。どちらも収穫後なるべく早く茹でたほうがおいしいのですが、どうせならしっかりとした塩加減でおいしく茹で上げたいものですね。

スポンサーリンク
レクタングル大



覚えておきたいトウモロコシの茹で方

茹でるときは粒がむき出しにならないようにする

まずはトウモロコシですが、皮むきのときに最後の層だけ残すようにします。中の粒がむき出しにならないギリギリまでをむいておきます。ひげはついたままで大丈夫です。

トウモロコシがすっぽり入る鍋に水を張り沸騰させます。塩を入れますが、大体水の2%くらいになるように調整します。2リットルの水ならば40gの塩です。これ、計ってみるとわかりますが、結構な量ですよ。

トウモロコシの塩ゆで

沸騰して塩の入った湯にトウモロコシを入れて10分ほど茹でます。時々上下返したほうがいいですが、皮が残っているおかげで上の方にも湯が回っていると思いますので、そんなに張り付く必要もないですよ。

10分経ったら火を止めてそのままもう10分くらい湯の中に置いておきます。ゆっくり手ごろな温度まで下げてくれますし、塩加減もいい感じになります。

取り出したら最後の皮をむいて冷めないうちに食べましょう!塩のおかげで甘みが増してプリプリで最高の塩ゆでトウモロコシの完成です。

枝豆はより塩加減に気を付けて

枝豆は枝から切り離してさやの両端を少し切っておきます。塩加減は4%!トウモロコシの時の倍ですね。2リットルなら80gなので、ちょっと引くくらいの量になりますよ。

まずはポリ袋かなんかに切った枝豆を入れて、用意した塩の半分ほどを入れておきます。よくもんでおきましょう。産毛が取れて塩の乗りが良くなりますよ。

お湯が沸いたら残りの塩を入れて、ポリ袋の中の枝豆と塩もすべて入れます。茹でる時間ですが、大体5つ、6つくらいの枝豆がパクッと開いたくらいでざるにあげます。トウモロコシと違ってよく観察しておいたほうがいいです。

ざるにあげても冷水に浸したりせずにうちわなどで手早く冷ますようにします。水につけるとせっかくのうまみが出て行ってしまうので、少し手間ですが仰いで冷ましましょう。ざるに上げたままだと熱が通り過ぎてプリプリの食感が損なわれますので、おいしい枝豆の為にも頑張りましょう(笑)

どちらも塩ゆでというシンプルな調理ですが、ポイントを押さえるかどうかで仕上がりが変わってきます。シンプル故という感じですね。とくに塩加減は最初のうちはきっちり計ったほうがいいと思います。思ったよりも多いですからね。

パスタを茹でるときも、たっぷりのお湯を用意しておきながら塩をちょっとつまんでパラパラ・・・なんて方も多いのではないでしょうか。パスタも2%くらいから出来上がりのコシが変わってきますよ。1つまみでは、0.2~0.3%くらいにも満たないくらいですからね。最初ちゃんと計ると「こんなに入れるの??」ってくらい入れますよ。

こんなに!?塩の優れた効果

さて、塩について触れたのでもう少しだけ塩の話をしましょう。塩といえばしょっぱくする調味料ですが、何も味をつけるだけが役割ではありません。

まずは微生物の発育をおさえることができます。味噌を作る時も結構な量の塩を入れますが、長く置いておかなければならない味噌が腐敗しないようにする効果があります。もちろん味噌に適度な塩っけをつけてもくれますが、腐敗防止が目的です。

塩はタンパク質の凝固を早めてくれます。肉や魚を焼くときに、事前に塩を振っておきますが、これのおかげで表面がさっと固まり、うまみが外に出ていくのを防いでくれるようになります。

また、水分の多い食品から水を引き出す効果もあります。キュウリの塩もみなどを思い出してみてください。浸透圧の関係で中の水を引き出してくれるんですね。魚も焼く30分ほど前に塩を振っておくと、中から余分な水分をだして身を引き締めてくれます。

青菜を茹でたりするときに少量の塩を入れますが、こちらは主に鮮やかな緑色にするためです。ホウレンソウなどの青菜にはクロロフィルが含まれていますが、塩のおかげで安定しやすくなります。塩を入れたお湯で茹でるととてもきれいな緑色になります。

青菜は加熱時間が長いと色が褪せていってしまうので、なるべくたっぷりのお湯で短時間で茹で上げることをお勧めします。

ほかにも塩には魚や里芋のぬめりや粘りを取り除いたり、氷に加えて温度を下げたり、ポリフェノール系の変色を防いだりと、単純に味付けだけではない様々な仕事をしてくれます。ちょっとしたひと手間で完成度が変わりますので、ぜひぜひトライしてみてくださいね!

採れたてゆでたての枝豆とトウモロコシ

それではいただきます!

スポンサーリンク
レクタングル大



フォローする

スポンサーリンク
レクタングル大