最初の講習はジャガイモにキャベツに20170319

タマ
今日はいよいよ野菜を植えていきますよ!
はりきっていきましょうね、カエルさん!
カエル
み・・・水を・・・。
タマ
始まる前から何言ってるんですか!
まあでもこのところ晴れ続きで乾燥していますからね。
園主さんがお茶をくれましたよ。
これ飲んで頑張りましょうね。
カエル
いや、カエルはお茶飲まないんですけど…。
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今年最初の講習はいい天気

20170319空の様子

2017年最初の講習を受けてきました。やや風はあるものの暖かくいい天気。このところ晴れが続いていて畑の土はからっからに乾いています。

今日の講習はほうれん草、チンゲンサイ、小松菜、ラディッシュの種まきと、ジャガイモ、キャベツの植え付けを行います。畝は1週間前に作ってあるため、さっそくジャガイモとキャベツの植え付けからスタートします。畝を作る際に、化成肥料と苦土石灰を混ぜ込みました。ジャガイモとラディッシュは酸性の土を好むため、その部分は苦土石灰を蒔きません。

しかし指示を少し勘違いしてしまい、ジャガイモとキャベツを植える畝すべてに苦土石灰を蒔きませんでした。この日の講習で、キャベツ部分には苦土石灰が必要ということなので、畝の半分だけ石灰を蒔く作業から始めました。

いやーしかし逆ではなくてよかった。蒔いちゃいけないのに蒔いちゃったらやりなおせませんからね。350ml缶半分の量の苦土石灰をキャベツを植える部分に蒔きよく耕します。もう一度畝をしっかり形作って畝は完成です。

最初はキャベツの植え付けから

ジャガイモの種イモとキャベツの苗

まずはキャベツから植え付けます。1区画6株のキャベツの苗をいただき植え付けていきます。
先にも述べましたが、天気のいい日が続き土は中まで乾燥状態です。6株分の植える場所を決めたら苗が入る分の穴を掘り、穴がいっぱいになるまで水を入れます。そこにキャベツの苗を一つずつ丁寧に植え付けていきます。

4月から小学生になる娘も手伝ってくれました。去年もやっているから慣れたもんです。
苗を人差し指と中指で軽くはさみ、ポットを逆さまにします。ポットの底にある穴に指を入れてそっと苗と土を取り出して、水を蒔いた穴に植え付けました。

苗にもともとあった土と畝の土の高さが同じになるように土をかぶせます。植物には根っこと葉っぱ、そして幹があってそれぞれ分業しているのだそうです。それ故に根っこは土から出てはならず、葉っぱは土に埋もれてはならない。根っこと葉っぱの間にある幹がちょうど土の中と外の境界に来るようにしてあげると、植物はそれぞれの部位をしっかり使って育つのだとか。

キャベツの苗をよく見ると、土から少し出た部分だけ紫色になっています。この部分を土に埋めてしまうと、幹になるべきだったのに「あれ、根っこだったかな」と迷ってしまうそうで、そうなるとうまく育ってくれません。葉っぱと根っこはある程度意識しますが、この幹というのはなるほどと思いました。

さてキャベツの植え付けが終わったら、植えた苗の周りに1周くぼみを作っていきます。こうすると水を蒔いたときに外側に流れ出ずに苗の部分にとどまりやすくなります。キャベツは葉が大きいので水もたくさん必要です。植え付けた後にもたっぷり水をあげました。

ジャガイモはジャガイモを埋める

キャベツの次はジャガイモの植え付けです。キタアカリという品種のジャガイモと男爵をそれぞれ4つずつ植えます。種イモの時点ではほとんど見分けがつかないので、混ざらないように気を付けながら植え付けていきます。

種イモは半分、または4つ切りにしてあり、その切り口が下になるように植え付けます。切り口を下に手で持ちそのまま土の中にずぼっと潜らせていきます。およそ10㎝ほどの深さまで潜らせて植え付けは終わり。上からたたくように土を密着させます。

地中深く植えられたジャガイモは、周りの土から水をもらうため、土とジャガイモが密着していなければなりません。あまりギューギューに押し込むと土が固くなってしまうので加減しながら…。無事にジャガイモも植え付けが終わりました。

点蒔きとすじ蒔き

別の畝に移り、種まきを始めます。畝の端40cmほどをラディッシュ用に確保し、それ以外の部分に4列すじ蒔きをしていきます。

ほうれん草は2列でチンゲンサイと小松菜は1列ずつです。確か去年は点蒔きだったと思うのですが、今年はすじ蒔きということです。

点蒔きとは一定の間隔にくぼみを作って数粒ずつの種を蒔く方法です。すじ蒔きは直線状に一粒ずつ等間隔で蒔く方法です。

カエル
点蒔き?すじ蒔き??
タマ
点蒔き点蒔きはこんな風に、ある程度の間隔に2~3粒ずつの種を蒔く方法で、
タマ
すじ蒔きすじ蒔きは直線状にダーッと蒔いていく方法ですよ。
カエル
わかったような、わからんような・・・。

点蒔きもすじ蒔きも間引きが必要になりますが、点蒔きの場合は点ごとに間引くので、比較的大きくなる野菜でも間隔が保持されます。大根やニンジンなどでも隣と邪魔しあうことがありません。

すじ蒔きは育ちの悪いものだけ間引いていけばいいのですから、点蒔きよりも収穫量は増えます。場所をあまり取らない野菜に向いています。

種まきは風に気を付けて…

去年はともかく今年はすじ蒔きということなので、長い木の板を使って4列のくぼみを作りました。それぞれの種を等間隔で蒔いていきます。時折強めの風が吹くので、種が飛んでいかないかハラハラします。

無事に蒔き終わったら1㎝ほど土をかけて軽くたたいていきます。ジャガイモ同様に土から水分を吸収するため、種に土が密着するようにです。

ラディッシュは場所が異なるものの蒔き方は同じ。4列作ってすじ蒔きします。結構隣の種との感覚があったので、間引かずに収穫できるかもしれません。去年よりも収穫量が増えるといいなー。これで2畝の作業が終わりました。

虫よけに寒冷紗をかける

寒冷紗をかけた

最後に寒冷紗というものをかける作業があります。支柱を逆U字型に立てて網状のシートをかぶせていきます。

1畝に対して支柱は4本。両端の支柱はやや外側に倒して刺しておくと、網をかけて絞った時に内側に引っ張られてちょうどまっすぐになります。最初からまっすぐに立ててしまうと内側にめり込んでしまうんですね。

タマ
寒冷紗コツこんな風にすればきれいな仕上がりになります。
カエル
閉じ込められた・・・
タマ
なぜ、寒冷紗のなかに・・・

この寒冷紗はビニールではなく網なので、気温調整というよりも虫害対策の意味があるようです。キャベツやホウレン草などの葉っぱはこれから青虫の餌食になりますからね。卵を産みつけられないようにしっかりと密閉しておきます。去年は寒冷紗に苦労したのですが、そこは2年目。下手くそながら手つきはこなれてきました。

去年よりもスムーズに終わった

本日の作業終了

使った農具を洗って片付け、本日の作業はおしまいです。畝づくりをしてあったおかげで寒冷紗込みでも1時間半で終わりました。去年は畝づくりからだったから、講師の先生などに手伝ってもらって、かつ寒冷紗もないのに結構な時間がかかりました。何も知らなかった去年よりは見通しをもって作業ができたと思います。

今日植えた野菜の中ではラディッシュが一番最初に収穫できるはずです。なにせ二十日大根ですからね。娘の入学あたりには赤く丸い姿を見せてくれると思います。乾燥が続くので定期的に水やりを頑張ります!

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